こんにちは!
広報の下重です。
「エンジニアファースト」という言葉が飛び交う時代。
SES業界でも、報酬還元率や自由な働き方を重視する企業が増え、「単価連動型」や「高還元SES」というフレーズも耳にすることが増えたのではないでしょうか。
しかし、単価連動型や高還元という仕組みが必ずしもエンジニアのためにならないこともあると考えています。
C4Cでは、高単価や高還元よりも、長期的なキャリア形成と持続可能な成長を支えることを、本質的な「エンジニアファースト」と捉え、追求しています。
そもそもSESの仕組みとは?
SES(システムエンジニアリングサービス)は、エンジニアがクライアント先で業務を行うスタイル。
契約形態は、エンジニア⇔自社(所属企業)⇔クライアント企業の三者構成です。
この仕組みのなかで、クライアントが支払う「単価」から、所属企業が手数料を引いた額がエンジニアの報酬となるため、会社によってエンジニアの取り分が大きく変わるのが特徴です。

注目される「単価連動型」や「高還元SES」
IT業界ではエンジニア不足が続いており、企業側も優秀な人材を確保するため、より柔軟で公平な契約スタイルを模索しています。
そんな中、エンジニアが自由に働けて、高単価も実現できる、「単価連動型」や「高還元SES」が注目を集めています。
スキルを活かして自分らしい働き方を選びたい人にとって、魅力的な選択肢です。
単価連動型は、エンジニア自身の実績に応じて「自分の単価(報酬)」が決まる仕組みです。
従来のように企業側が一方的に単価を設定するのではなく、自分の市場価値をベースに報酬が決まるのが最大の特徴です。
高還元SESとは、エンジニアが受け取る報酬の割合が、従来よりも高いSES契約モデルのことです。
一般的なSES企業では、受注単価の50〜60%がエンジニアの報酬になるケースが多いですが、高還元SESでは70%以上が報酬となります。
例:受注単価が100万円 → 還元率80%なら、報酬は80万円
この「◯◯%の還元率」が高いほど、エンジニアの収入は高くなります。
また、高還元SES企業では、高還元を実現するために単価連動型とするケースが多いようです。
例)還元率80%の場合
受注単価60万円 → 手取り48万円
※案件が決まらない・現場に入れない場合、イン単価は0となり、手取りも0となります。

高還元になる理由と、ビジネスモデルの違い
単価連動型は、受注単価に応じて、エンジニアに報酬を支払う仕組みです。
企業の収入Up = エンジニアの報酬Up
企業の収入Down = エンジニアの報酬Down
企業の収入ゼロ = エンジニアの報酬ゼロ
上記のように企業の収入とエンジニアの報酬は比例するので、例え還元率を高くしたとしても、企業にとってリスクの低いビジネスモデルになっています。
これに対して、一般的なSES企業では、受注単価が変動しても(現場が決まらなくても)報酬が一定のため、エンジニアにとって経済的な安定感があります。

エンジニアにとっては、安心して働ける反面、高還元SESと比べて報酬が低くなることも多いです。
報酬の他にも単価連動型・高還元SES企業と一般的なSES企業には以下のような違いがあります。

実は「単価連動型」や「高還元SES」は経験者向けの仕組み
これらの制度は、経験豊富なエンジニアにこそ最適です。
なぜなら…
・受注単価が高くなるのは、スキル・実務経験・市場価値が明確なエンジニア
・自由な案件選びは、スキルに裏付けされた信頼があってこそ可能
・実務経験のない未経験者は、単価も低く、選べる案件も限られる
つまり、「単価連動型」や「高還元SES」は、経験を積んだエンジニアだからこそ真価を発揮する仕組みです。
未経験者にとっては、まずしっかりと基礎を築き、信頼とスキルを積み上げる段階が必要です!
そんなまさか?!今のSES業界の実態
近年のSES業界では、未経験者やロースキル層に対して、「社員契約」が求められるケースが増えています。
10年前は、ロースキルのエンジニアであっても個人雇用契約(フリーランス契約)でスムーズに案件が決まることが一般的でした。
しかし、時代は変わり、エンジニア志望者の急増により、ロースキル層が厚くなっているのが現状です。
クライアント企業側から見ると、ロースキルエンジニアには「信用できるか」、「最後まで責任を持って業務を遂行できるか」といった懸念が生じやすくなります。
そのため、クライアント企業がリスクヘッジのために「社員契約」を求めるケースが増えているのです。
「高還元」の裏側にも要注意
さらに注意すべきポイントとして、「高還元」と謳いながらも受注単価を公表しない企業が存在します。
受注単価が不明確な場合、実際の還元率も曖昧になり、期待した収入が得られないケースや還元率に関するトラブルが発生するリスクがあります。
一方で、受注単価や還元率をきちんと開示している企業も存在します。
そのため、透明性のある企業かどうかを見極めることが、エンジニアにとって非常に重要です。
C4Cの考える“エンジニアファースト”とは
C4Cは、他のSES企業と一線を画す考え方を持っています。
それが、「完全OJT教育 × チーム出向 × キャリア設計」という仕組みです。
▼入社後は完全OJT教育
入社後はまず、請負開発チームに所属し、実践型OJT教育で開発の基礎を身につけていただきます。
OJT期間は最低3ヶ月、長くて1年以上。
期間を明確に定めない理由は、一人ひとりの成長スピードに合わせるためです。
会社としてはできるだけ早く現場経験を積んでほしいと考えていますが、
無理に期間で区切るのではなく、その人の成長度に応じて現場デビューのタイミングを決めています。
▼ チーム出向が前提
C4Cでは、エンジニア1人で現場に行くことは基本的にありません。
経験豊富なメンバーとともに「チーム単位」で現場に入り、学び合い、支え合える環境を構築。
未経験者〜中堅層も、自然と現場で力を発揮できるようになります。
▼ キャリアに応じたアサイン
「スキルがまだ浅いからこの案件に…」ではなく、その人の未来を見据えて案件を選びます。
今この経験を積むことが、半年後、1年後の市場価値をどう高めるか。
エンジニア一人ひとりと丁寧に対話しながら、キャリア設計を一緒に描いていきます。
しかし、入社したばかりの頃は、自分のキャリアのゴールがまだはっきり見えないこともあります。
そんな時には、C4Cからキャリアプランのイメージをご提案しています!
【C4Cが提案するキャリアプラン】

入社後は、先輩と一緒にチームで現場に入り、安心して経験を積んでいきます。
開発スキルが身についた後は、マネジメントやリーダー業務にもチャレンジできる環境が用意されています。
このように、着実にステップアップしていける道筋を描いています。
このキャリアプランをぜひ、クライアント企業の視点からも考えてみてください。
クライアント企業が「一緒に働きたい!」と思うエンジニアは、どんな人でしょうか?
経験の少ないうちから「チームでの立ち回り方」を学び、周囲と連携できるエンジニア
自分の報酬や立ち位置だけを重視する「個人主義」のエンジニア
C4Cでは、前者のような「チーム力」を持ったエンジニアを育てていきたいと考えています。
「自然と稼げるようになる」C4Cの仕組み
C4Cでは、スキルがついてくるほどに、受注単価も報酬も自然に上がっていく仕組みを整えています。
・年収〇〇万円アップのために、無理に営業や交渉を頑張る必要なし
・成長→受注単価アップ→報酬アップという自然な循環
・リーダーやマネジメントに挑戦できる環境も用意
エンジニアとしての仕事に集中できる環境があるからこそ、無理なく収入も伸びていきます。
まとめ
・単価連動型や高還元SESは、実力ある経験者向けの仕組み
・C4Cは、未経験〜中堅エンジニアの「成長」と「安心」を支える環境
・完全OJT教育 × チーム出向 × キャリア設計で自然とスキルも収入もアップ!
「自分らしいエンジニア人生を歩みたい」
そんなあなたにこそ、C4Cの考えるエンジニアファーストを体感してほしいと考えています。