塚田ダニエル インタビュー写真
開発だけじゃない。自分の未来も描ける場所。

Daniel Tsukada

2022年入社

請負開発事業部

SES事業部で約2年半にわたり現場経験を積んできた塚田さん。
API開発や品質保証業務など幅広い領域に携わり、2024年9月から請負開発事業部で活躍中です。
設計からユーザー視点までを見据えた開発に挑む、その想いとこれからについて語ってもらいました。

エンジニアとしての基盤をSES事業部で

新卒1年目、SESの現場に配属されました。
最初は品質保証業務からスタートし、その後API開発やフロントエンド開発にも携わるようになりました。
様々な業務を通じて、「細かい違和感に気づく観察力」「問題を論理的に整理する力」「開発者に分かりやすく伝えるコミュニケーション力」が自然と徐々に身についていったと感じています。

現場では開発以外のタスクも多かったのですが、その中で培った品質への責任感は、開発においても「動くだけじゃダメ、ちゃんと品質を担保する」という意識として根付いています。
今思えば、これが「エンジニアリング以外の地力」をつける貴重な経験でした。

SESで様々な現場を経験し、開発業務にも慣れてきた頃、「もっと設計から関わりたい」「プロダクトの全体像を理解して開発したい」という気持ちが強くなってきました。
時間を見つけては社内勉強会に参加したり、新しい技術やベストプラクティスを学んだり。
「自分はどういうエンジニアになりたいんだろう?」と、はじめて真剣にキャリアを考えた時期でした。
SESでの開発経験を通じて基礎的な実装力は身についていましたが、「なぜこの仕様なのか」「他にもっと良い方法はないか」をクライアントと一緒に検討する機会により深く関わりたいという想いが日に日に強くなっていきました。

請負開発へのチャレンジ

そんな想いが強くなった頃、社内で請負開発事業部への異動希望を出せることを知りました。
迷わず手を挙げて、相談させてもらい、2024年9月についに請負開発事業部への異動が実現しました。
最初に参加したのは、勤怠管理システムの新規開発プロジェクト。
SESでの開発経験が土台となって、今度は設計段階から深く関わることができました。

SESでは実装に集中して品質の高いコードを書くことを重視していましたが、請負開発では要件定義の段階から参加し、「なぜこの機能が必要なのか?」「ユーザーにとって使いやすいUIは?」をクライアントと一緒に考えるプロセスに関われました。
データベース設計からUI設計まで、システム全体のアーキテクチャを検討し、設計の背景や意図をクライアントに説明する機会も増えました。
SESで培った確実な実装力に加えて、考える開発の楽しさを知ることができました。

塚田ダニエルさんが笑顔で話している様子

レビューが"こなす"から"考える"に変えてくれた

請負開発で一番大きな変化は、コードレビューへの向き合い方でした。
SESでの開発では機能要件を満たす確実な実装が重視されていましたが、請負開発では「これって本当に保守しやすい?」「パフォーマンスは大丈夫?」「将来の機能拡張を考慮してる?」という観点でフィードバックが飛んでくる。
例えば、API設計一つとっても、「エラーハンドリングはユーザーフレンドリー?」「レスポンス構造は拡張性を考慮してる?」といった、より深いレベルでの議論が生まれました。
コードの背景にある意図や、チーム全体での品質向上を意識するようになりました。
少しずつ、「高品質な実装を追求する側」から「チーム全体で最適解を考える側」により深くシフトしていく実感がありました。

SESから請負開発に移って感じるのは、これまでの経験が技術面でも人間面でもしっかり活きているということです。
SESで培った実装力や問題解決能力はもちろん、様々な現場で身につけた「要件を聞いて業務側の制約を読み取る力」「曖昧な状況でも動きながら形にする調整力」が、クライアントとの要件定義やチーム内調整で大いに役立っています。
特に品質保証業務で培った「品質へのこだわり」は、コードレビューや設計レビューで重宝されています。
「このAPIのエラーレスポンス、フロント側で適切にハンドリングできる?」「この画面遷移、実際の業務フローに合ってる?」といった視点で気づきを提供できるのは、SESでの多様な現場経験によって培われた貴重なスキルだと実感しています。

また、請負開発では、一人で悩むことがほとんどありません。
「この実装方法どう思う?」「この画面の配置、使いやすいかな?」といった何気ない相談を気軽にできる環境があります。仕様を形にするだけでなく、「より良い仕様を一緒に作っていく」プロセスに関われるのが、請負開発の醍醐味です。
例えば、「このAPIの使い方、フロント側で分かりやすくするには?」「この業務フロー、もう少し改善できそう」といった設計や実装について、チームメンバーと相談しながら進められる。
SESで培った確実な実装力を基盤として、この共につくる感覚を味わえるのが請負開発の魅力だと感じています。

キャリアは一本道じゃない
段差を、階段に変える場所

SESも請負も、どちらも自分にとっては大切なステップでした。
今振り返ると、テスト現場での品質意識、複数の現場での適応力、開発現場での確実な実装力、そして請負開発での設計力、これらがすべて組み合わさって、今の自分があります。
この先は、エンジニアとしての経験を活かして、テクニカルリードやプロジェクトマネージャーといった役割にも挑戦したいと考えています。
キャリアに迷ったとき、「様々な現場で培った経験がある」ことが何より心強い。
C4Cでは、SESと請負開発の両方があるので、どちらも経験することができ、エンジニアとしての幅を広げられやすいです。
テスト→開発→設計という段階的な成長パスがあり、一つの道にこだわらず、自分に合ったキャリアを築いていける。
そんな「段差を階段に変える場所」がここにはあると思います。
総合的なエンジニア力を身につけたいという方は、ぜひC4Cに来ていただきたいですね!

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