メンバーの声
vol.03 女性がエンジニアとして働く魅力とキャリア

2019年4月4日

神園望さん 28歳

学生時代からIT業界を目指し、専門学校卒業後上京し大手SIerに就職。
社会に出てから気付いたのは、大手に就職したら「安定」「幸せ」と思っていたことに対する違和感。社会のギャップを感じ、その後C4Cに転職。
彼女が今感じる世界感と、C4Cというベンチャーの特色を聞いてみました。

エンジニアとして、広報として、執行役員として

――今の業務の内容を教えてください。

Javaのサーバーサイドエンジニアとしてアプリを作っています。
と同時に所属するC4Cの執行役員として、広報活動や社員代表として社内のイベント運営を行っています。

Javaエンジニアはテーマパーク向けのアプリの新規開発業務を行なっていて、開発エンジニアとしては4年目になります。
広報は立ち上げて1年半経ちまして、定期的に社内外に情報を発信しています。
社内に対しては経営に関する決定事項、新しいメンバーの紹介、イベントの日程などを配信しています。
社外に対しては会社実績やサービス内容のなどを発信しています。

――――なぜ広報をやるようになったのか。そして将来的な展望は??

会社が成長するにつれて課題がどんどん増えてきました。

社員と会社との間に距離があり、架け橋になるようなものがなく、色々な施策を行なっている中で、会社のブランド価値を高めるにはどうしたらいいかということを社長の亀山さんと話し、広報をやってみないかという形で始まりました。
そもそも中小企業で広報活動をやっている会社がほとんどないので手探り状態でのスタートでした。
まずは社外に対する広報ではなく、社内の広報活動を中心に月1回のメルマガの配信やイベントの企画などを行い、社外広報活動としてメディア出演であったり、自社でメディアを作ってみたりすることを始めました。
こういった取り組みをすることで、みんながこの会社にいて良かったという価値をつくって行きたいと考えています。

エンジニアを目指したきっかけ

――――元々エンジニアを目指していたのでしょうか。

親が「新しいものを取り入れる」という家庭だったので、小さい時からパソコンがあり、イラストを描いてホームページで公開することをしていて、モノ作りの楽しさを感じ、将来はエンジニアになろうと思いました。
また、何も知らないまま地方にずっといる将来は考えておらず、東京に出たいという気持ちが強くなっていました。
そして、情報系の専門学校に入学し、晴れて東京の会社に新卒で入り、そこで4年間インフラエンジニアをしていました。

本当の幸せを探して

――――C4Cに入ったきっかけは?

大手企業にいる中で色々なことを学びながらも、インフラエンジニアとしてキャリアが見えづらく不安を感じていました。
その時に、同じ専門学校の友人の紹介で亀山さんに出会いました。

亀山さんとの出会いは本当に衝撃的で、今まで出会ったIT業界の人とは違う異色な人で、最初は近寄りがたかったのですが、喋ってみるとすごく熱い人だとわかり興味を持ちました。
そして、出会って半年くらい経った時に、亀山さんに自分の将来どうしたらいいか、人生相談をしにいきました。
そしたら一番に、私の幸せはなんなのか?ということを問いかけられたのをすごく覚えています。
その時にキョトンとしてしまって、自分の幸せってなんだろうって考えたのですが、答えが見つからなかったです。
そしたら、「最終的に自分の幸せを叶える方法として、俺が何かアドバイスできることがあるならば、収入的な問題が解決できなければ、自分のやりたいこともできないしみつからない。
そして一定レベルの稼ぎがないと、稼ぐこと自体が正しいかどうかもわからない。」ということを教えてもらいました。
そこから、何を持って本当に幸せなのかということを本気で考えるようになりました。

当時は大手の会社で働いていたのですが、実際のところ数年経っても生活水準は変わらず、大手なりにブランドイメージや作られた仕組みがある中で、ただレールを歩きその仕組み上の収入しか得られないことにも気が付いていました。
一方でベンチャーにはその仕組みがなく、良くも悪くも不安定です。個人の力を発揮できるところを求めて、C4Cのプログラマーとしてのキャリアをスタートさせました。

interview

自立した女性エンジニアに

――――今お客様先で意識していることは?

必ずプロジェクトにいて欲しいと思われる人物になること。
現場で何が必要かということを考えて行動して、この人がいないと仕事が出来ないというポジションを作ることは大事だと思いますね。

――――女性エンジニアとして活躍していて、どういうキャリアをつくっていったらいいと思うか。

女性にとってエンジニアという仕事はいい仕事だなと思います。
エンジニアという職業性質上、男性と女性とで体力的な差がないこと、そしてキャリアとしても、技術力やリーダーとしての能力があれば、活躍するのもイメージしやすいのではないかと思います。
また、市場ではとても需要のある仕事なので、結婚して子育てなどで一旦現場を離れたとしても復帰しやすい仕事だと思います。
女性視点でのサービスなどを女性エンジニアが中心で作っていったら面白そうなので、それが一つのサービスとして出来上がってしまえば、仕事を抜けてもまた戻れる安心感があると思います。
女性エンジニアが増えて、女性の意見が増えてくれた嬉しいですね。
あとは、女性でもしっかり稼ぐことがオススメですね。
今からの時代、社会への貢献やオーナー思考という考え方を身につけるためにも、視野を広げるためにも自立した考えを持つことが大事だと思います。

――――今後やっていきたいことは?

今の仕事の延長線上で、今後はエンターテイメントなことをやっていきたいです。エンジニアの仕事って縁の下の力持ちのような役割で、人に説明しづらい職業だと思います。
今の業務で大人数の人が使うアプリをつくっていて感じるのは、実際使っている人の声を聞かないと、自分の作ったものが世の中でいい影響を与えているかどうかが分からないと思いました。
エンジニアの業界での技術力自慢ではなくて、本当に求められているものを作ったということの方が、影響力が大きいと感じるので、 その中で自分がワクワクすることが”楽しいこと”=”エンターテイメント”にとんだ仕事をやっていきたいと考えています。

ですが、理想だけを語っていてもどうにもなりません。
思っているだけでは叶わなくて、それを叶える手段が揃って初めて実現できると思います。
そこはC4Cで執行役員をやっていて、経営陣の意見を聞いて自分の考えを伝えるという場ができたことがとてもいい経験になっています。
ただエンジニアをやっていてもその手段が限られていますが、それが組織の力を使って物事を実現するという経営の能力を手に入れはじめていることで、より自分の夢に近づいているという感覚です。
自分がどこまで組織をまとめて、責任ある仕事ができるかということをもっとやっていきたいですね。

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